OUKITEL のタブレットRT1&RT3で苦労した件(最終)

 

件の経緯

OUKITEL のスマホをセカンド(ゲーム機)として使っていた。

OUKITEL のスマホは、WIFI接続用とアクセスポイント用は共用しておらず同時使用可が可能になっている。(全機種かどうかは判らないが)

つまり、WIFIルータとしても使える。(キャリア回線を共用が出来る)

というわけで、WP5pro を使っていた。

大容量電池なのでゲーム機に都合がよかった(笑)

 

随分前に、RT1を、最近RT3を買った。

RT1は、自宅内のWIFI接続でVNCでの動画閲覧用なのでWIFIが使えればよく、SIMも無かったのでキャリア回線接続やWIFIテザリングは気にしなかったのだが、

RT3は、WP5やらArmorEの電池が膨らんで亡くなりそうなので購入したのだ。

10インチタブレットはデカくて持ち運ぶ気にならないし、持ち運ぶならそれなりのオマケ機能が欲しい。という訳でRT3を選択。

とは言え、膨らんで表示部が浮き上がっても、分解して電池に針で穴をあけて一年以上使っていたのは内緒。

そんなスマホだらけになってしまった。電池交換出来ないのは非常識だと思う今日この頃)

因みに穴開けにはコツがあり針などで垂直に刺すと火が出る。平行に刺し電池内部に当たらない様にしないと火災になる。また、空いた穴にはテーブで封印して防水&液漏れ対策をする事も忘れずに。

&自己責任で。

問題発覚(キャリア回線でデータ通信が出来ない件

ところが、RT3の初期設定が終わってSIMを入れたが、3Gにしか繫がらず音声着信はすれどキャリア回線を使ったデータ通信が全くできなかった。

OCNモバイルサポートに泣きついて解ったことだが、

・SIM(音声可)を入れて音声発着信が出来れば、SIM認識は正常。(ハードはOK)

・APN設定に異常があると、データ通信だけが出来ないとのこと。

という訳で、SIMとRT3のハード的な異常は無い事が分かった。

RT1の初期設定時に、今まで使っていたArmor6Eをコピーしたのだが、同じようにRT3でもやったのが失敗の元だった様だ。

APNの設定もコピーされた様でそれを用いていたのが敗因。APNを新たに作り直して解決。

無事4G回線でデータ通信も通話も出来る。(OCNモバイルONE 113の女性オペさんに感謝)

問題発覚(WIFIテザリングが出来ない件)

ところが最近(WIFIのアクセスポイント経由でキャリア回線の通信)が出来ていない事も発覚した。

上記4Gデータ通信の時には、家のWIFIに接続していたので確認が漏れていた。

WIFIテザリングの状況は厄介で、

  • RT3がインターネットにWIFI接続経由の場合は、RT3のアクセスポイントに接続したスマホから、インターネット接続が出来る
  • RT3がインターネットにキャリア接続経由の場合は、RT3のアクセスポイントに接続したスマホから、インターネット接続が出来ない

当初は、RT3の本体設定に問題があると思っていた。

つまり、WIFIとキャリア回線が同時にインターネット接続している場合は、WIFI側が優先されるので見過ごしたのだ。

色々検索すると、幾つかのサイトでテザリング問題に関するAPNの設定を変更する方法があった。

  1. APN設定の【APNタイプ】に『dun』を追加する
  2. APN設定の【MVNOの種類】を『SPN』に変更する

私の場合、OCNモバイルONE(ドコモ回線)では、

dunの追加は「キャリアが許可していない」というメッセージで追加できず。

 

*1

 

SPNに変更してアッサリ上手く行った。

のだが、要注意。(下記、その他参照)

 

まとめ

OUKITEL RT1,OUKITEL RT3 でモバイルデータ通信&WIFIテザリングが出来ない場合

私はOCNモバイルONEのユーザなので、ドコモ系SIMの場合なので注意

  1. SIMを入れて、音声発着信が出来ればハード(SIM認識やら)はOK
    ハード系に異常があれば何をやってもダメ。
  2. APN(アクセスポイント名)元からあるものではなく、新たに作り直すこと。
    キャリア回線でデータ通信だけが出来ない場合、APNの設定に問題がある。
    他の端末でOKだったモノや、元から入っていたモノが正しいとは限らない。
  3. APN設定の【MVNOの種類】を『なし』⇒『SPN』にすること。
    WIFIテザリングに必須。「なし」だとキャリア回線を使ったWIFIテザリングは使えなかった。
    ひょっとすると、RT3はAndroid12 RT1はAndroid11なので、今後はSPNにすることになるのかな?

以上、解決。

その他(注意事項 WIFIアクセスポイントの屋外利用について)

  • RT3のWIFIテザリングの周波数(2.4GHz/5GHz)だが、周波数の固定が出来ない。
    RT1も2.4GHz/5GHzの優先設定は出来るが固定ではない。
  • (中華製アルアルのいや~な予感がするが)混雑すると2.4GHz/5GHzを勝手に切り替える模様。これはRT1でも同様。
    WIFIアクセスポイントを屋内で使うと、電波法違反で罰金刑になる可能性が非常に高いと思う。(そもそも使っちゃダメかも知れず)
    屋内だったら他に影響を与えないハズだが技適が無い?ので問題が無い訳でもない(と思うが保証は無いので自己責任で)

総務省 総務省 電波利用ホームページ|その他|無線LANの屋外利用について

因みに、OUKITEL WP5Proは2.4GHz固定で変更できないので安心してフリーのWIFIアクセスポイントにも繋げるモバイルルータとして使っていた。

電池がヘタって「デカくて」「外部電源が必要な」「画面付きのWIFIルータ」になってしまったのだが・・・

 

以下雑感

  • RT3は8インチで使い勝手はいい(とは言え許容できる程度のモッサリ感)なのだが、大きさ&重さの割に電池容量が小さいのが気になってきた。
    10000mAh程度は欲しかった。
  • RT3の問題1の解決で、OCNモバイル故障窓口にお世話になった。非常に役立った。
  • 当初の目論見通りに使わなくなったらモバイルルータになるのは何かと便利である。(屋外でWIFIアクセスポイントは有効にしない)
  • WIFIアクセスポイント接続した端末同士で、uPNPやらDLNAやらが使えるともっと便利なのだが。ブロードキャストを転送しないからかなぁ

本項目終わり

後日談

RT3は(私の使い方では)電池の持ちが悪く約半日で6割以上も電池容量が減るので返品した。重くて電池がすぐ減るのでは役に立たない。

因みに、アマゾンの返品は、ゆうパックの集荷サービス(要予約)を使うと便利だ。家まで取りに来てくれる。

 

*1:

回線使用中だったからかもしれず未検証

APNタイプはキャリア側のサービスにより変わるものなので、他のキャリアだとこっちになるかも知れない。ドコモ系の場合、APNタイプをいじくる必要は無いと思う。